きものカラーコーディネーター協会 名里実千代

美装流前結び講師

花宴

86歳の叔母から譲られたアンティークな着物と帯。三つ紋で、裾に袘(ふき)わたが入った裾模様。明治から昭和初期に見られる礼服の特徴がありますが、柄付けにややモダンみがあるので、大正後期から昭和初期のものかと思われます。今の時代には見ることのない、いい意味で古色の趣のある深い紫色。高貴で縁起の良い花の柄が並びます。現代では着る機会がないのですが、大好きなきもの。本日お披露目できてうれしい限りです。