キモノスタイル2023 出展コーディネート
初田せつ(キンゾウ商店)
「褒められ銘仙で美術館」
大柄で、赤紫と黄色の組み合わせにインパクトがある銘仙。当時の人たちの配色感覚は現代とまったく違い、おっーと、そう来たか、という想定外の配色から考えると、自分の感性を超えたコーディネートに引っ張っていってくれると感じます。このきものもそうです。帯は油絵風タッチのバラに、お気に入りの蛍光イエローの帯揚を合わせてよりキッチュに。美術館を巡りたいコーディネートです。お供は自画自賛している手作りのバッグ。
キモノスタイル2023 出展コーディネート
初田せつ(キンゾウ商店)
「アンティークで小さなパーティへ」
小紋ですが、色や、絞りが使われていることや全体の雰囲気から、普段よりもうちょっと特別感がある場所へ着ていきたいな、と思う一枚です。小物も全てアンティークで揃えたコーディネートは憧れだけど、入手しやすい現代小物をミックスした、お気軽コーディネートが私にはしっくりくるんです。お気軽だけど、半衿にはちょっとこだわりがあり、白を合わせることをほとんどなく、お気に入りのブランドのものや、自分で手作りもします。
キモノスタイル2023 出展コーディネート
初田せつ(キンゾウ商店)
「おしゃれなカフェランチ」
こんなに可愛いキモノたちの存在を知ったのは30歳を過ぎてからでした。大正時代〜昭和初期に10代のお嬢さん達が着ていたキモノ。昔なら十分おばさん年齢だけど、現代なら!?まだまだ大丈夫〜!?と着はじめてハマったアンティークきものです。こちらの小紋は赤とグレーのみの色使いですが見ての通りハデハデですがカワイイ。帯にはきものの柄の筆致に似た鶏頭の柄の名古屋帯を合わせました。赤は上がる色です。