西陣まいづる

舞鶴家に伝わる振袖

こちらの振袖は、西陣まいづる三代目 舞鶴善一と舞鶴美智子の婚礼(昭和31年11月4日)に際し、しめださん(染屋さん)から独立された方が、最初の大仕事で、一生懸命に製作をして下さった逸品と聞いて居ります。友禅に刺繍と手の込んだ仕事が施されて居り、当時の職人さんの技術力の高さが覗えます。当時、この振袖の製作にあたり弊社二代目、舞鶴政二郎は地色を錆び朱で染めて下さいとだけお願いし、あとは、着用場所が都ホテル(現 ウェスティン都ホテル)の葵殿で、その場に映える様に、随時、図案を見ながら柄の大きさ等を調整して製作を進めて行ったそうです。こちらの振袖は舞鶴美智子が婚礼にて着用して以来、舞鶴家に嫁いでくる女性が代々着用する事が伝統となっております。