遊び着・散歩着・ふだんきもの愛好家
祖母と母から引き継いだ昭和の着物を自分好みに装う。それは私にとって、新しいものを誂えるより格段に難しい長年のテーマです。思い出と結びついた愛着のある衣装たちは、たとえ傷んでいても捨てるには忍びない宝物。色々と試してきた中から自分なりのコーディネートをひとつ。淡色の着物はくすみが目立たないよう色をかけて共八掛に。生地が弱った黒留袖は作り帯に仕立て直して、気張らない外出着の出来上がり。