百花の魁(さきがけ)…枝垂れ梅
2019東京キモノショー「大人の振袖ファッションショー」に参加したい!との思いで、東京友禅作家の染谷洋先生に描いて頂きました。清雅な花の姿と高貴な香りが、万葉の頃から日本人に愛された梅の花。肩から枝垂れた八重の花びらが、とても華やかな振袖です。 「木の花は濃きも薄きも紅梅」by清少納言
安土桃山時代の小袖
小袖は平安時代までは装束の下着でしたが、平安時代末期〜鎌倉時代には表着として変化。きもののルーツとされています。小袖とは袖が短いということではなく、袖口が小さく閉じられているところからきています。ゆえに振袖も小袖の一種になります。公家装束の大袖に対しての呼称。これは舞台衣装として製作されたもので、動きやすさから身八つ口が開いていますが、本来は男物同様身頃に付いた状態で、帯もその下になります。