大羊居
安永年間より続く江戸染繍の名門「大彦」の長男に生まれた野口功造が、大正15年に創業した着物の制作会社です。初代功造は、羊が新しい草を求めて進むように、新しい道を発見することに歓びを感じ「何だってキモノの柄になる」と自由な発想で作品っくりに励みました。古きを温め新しさを知り、そして造る。今もこの精神をモットーに、模様デザイン、染めと刺繍の美を衣装の上に表現しています。
安永年間より続く江戸染繍の名門「大彦」の長男に生まれた野口功造が、大正15年に創業した着物の制作会社です。初代功造は、羊が新しい草を求めて進むように、新しい道を発見することに歓びを感じ「何だってキモノの柄になる」と自由な発想で作品っくりに励みました。古きを温め新しさを知り、そして造る。今もこの精神をモットーに、模様デザイン、染めと刺繍の美を衣装の上に表現しています。
こちらの黒地振袖は大羊居の代表的な図柄です。桐の形を表しているオリジナルデザインです。古典柄から桐を図案化したものですが、大羊居の創業者、野口功造は「小袖を真似するだけでは駄目だ」と言い続け、新しいモノづくりを常に目指していました。
こちらの葵柄振袖は小袖の古典柄にもある有名なモチーフではありますが、その配色に大羊居のセンスを込められています。大羊居の創業者、野口功造の父である野口彦兵衛は、ヨーロッパのスカーフなど舶来物をコレクションしており、そういった美意識が、後継者の感性に引き継がれています。
竹はまっすぐにすくすく伸びるものであることから、子供の祝い着のモチーフに使われました。大羊居の創業者、野口功造の代表的な図柄の一つでもあります。子供の着物なので揚げをしても柄が切れず、すっきりとまとまります。かぐや姫のイメージで檜扇を袖にあしらって、背紋には月と洒落ています。
このきものは、大羊居の創業者、野口功造が、ひ孫の為に作った七五三のお祝い着です。上前にお菓子の家、ビスケット、そして背紋にはあめ玉と、子供のすぐ身近にあるお菓子をモチーフにすることで、一目で面白いと感じられる柄になっています。