時代01

大原和服専門学園

平安装束束帯

束帯は平安時代以降の身分の高い男性の正装。先の御大礼で見たように、現代でも皇室で用いられています。下は赤い大口、表袴、上は下襲や衵(あこめ)などを着けた上に袍(ほう)を重ねます。後ろに引いているのは裾(きょ)。身分が高いと長くなります。色で位階を示し、黒袍は最高位。映画『千年の恋 ひかる源氏物語』(2001)で衣装の製作依頼されたのを機に、大原和服専門学園が自学園の資料として故・大原マサ氏を中心に製作したもの。